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針中野で安心インプラントなら西川歯科医院 ~インプラント後編~

こんにちは、針中野にある西川歯科医院です。本日のブログは前回の続きです。

取り外しの義歯でも同じです。金具が掛かっている歯には義歯の動きによって「栓抜き」と同じ力のかかり方をします。したがって長年義歯を使っていると金具が掛かっている歯が揺れてきて抜歯になり、また次の歯に金具を掛けなおし、また揺れてきては抜歯になり、を繰り返すことがほとんどです。

インプラントは歯を失った場所に人工ではありますが「歯を生えさせる」治療法です。失ったはずの所に歯が出来ると、ブリッジや義歯の必要がなくなり、もともとの歯は本来以上の負担をする必要がなくなります。そのためにむし歯でない歯を削る必要もないのです。厳密にいえば天然の歯に劣る部分もいくつかはありますが、失った歯を取り戻すことが出来るのはこれ以上ない大きなメリットです。

これは一番最初に歯を1本失った時に決断されるのが最も効果的です。
その後に続く道の大きな分かれ目になるからです。
現時点ですでに多数の歯を失っておられる場合にこれらをインプラントで補う場合には、本数が多くなればなるほど治療費もかかり、手術の難易度も基本的には増していきます。
インプラントの手術を成功させるためには顎の骨が十分なければなりません。麻酔や手術ができないお身体の方もおられます。年齢が増すほどその傾向は高くなります。
ですから、最初に1本失った時、まだ年齢も若いと思いますし、この時にインプラントを選択されるのが一番のおすすめです。
費用も最小限ですみます。

それから長期間にわたり自分の歯のごとく使っていくためにはやはりメンテナンスが必要です。
私は天然のものを模倣して作った人工の臓器は、絶対天然のものには勝てないと思っています。歯もそうです。天然の歯ですら虫歯になったり歯周病になったりするわけですから、人工「臓器」であるインプラントのメンテナンスをしないというのはとても高リスクなのです。
車でもそうです。どんな高級車でも日頃のメンテナンスを怠れば動かなくなりますよね。
インプラント治療を受けられたら、必ず半年以内ごとに検診とメンテナンスを受けて頂くことが必須です。ただ適切にメンテナンスを受けていただければ、十分に長持ちすると思います。
インプラントがどれくらい長持ちするのかというのは通常10年生存率という指標であらわされます。10年間もった、という率です。これは世界中の統計でほぼ90数%以上あります。インプラントが治療法として十分確立されているという証拠です。

インプラント治療の正しい知識を持って、十分な相談と説明を受けられた上で、最終判断はご自身でしていただけたらと思います。